世界一のハニワ

日記、過去の婚活記録、ADHD奇行記録、など。ハニワの話は一切しません。

独特なもてなし

前述の通り私はADHDなのですが、近年のADHDとしての活動の一つに(組織みたいに言うな)、「超スピード婚」というのがあります。

活動スケジュールは(だから組織か)、

~2020年2月 別の人と交際

2020年3月中旬 夫と初対面

2020年3月末 夫と交際開始

2020年4月 半同棲開始

2020年7月 両家顔合わせ

2020年8月頭 入籍

というかんじでした。

人は出会って4か月半で結婚できる。すごい。衝動性がすごい。

ただこれは、私の衝動性が生んだ結果というよりは、夫が原因です。そう、夫も組織ADHDの一員なのです。(もう組織でいいや

ということで、ここから数回に渡って、スピードADHD婚の活動記録を書いていきたいと思います。

ひとまず今日は、2020年2月まで交際していた人についてふわっと書いておきますと、この人は、電車オタク・カメラオタクでした。

電車オタク氏は、かなり年上だったのですが、めちゃくちゃ奥手でした。私が家に遊びに来てよと誘っても、「このマンションに住んでるんだね。今日は招待してくれてありがとう、住居の外観がわかって嬉しかったよ!」と、外観だけ見て帰ったり、「この部屋かあ」と、玄関のドアまで見て帰ったり、家に入るまで数か月かかりました。外観だけ見て帰る発想なかったわすげえ。

私は相手にペースを合わせられる程度の社会性は有しているので、彼の家に呼ばれた時も、最寄り駅を観察して帰る、一番近いコンビニだけ寄って帰る、など、かなり刻みました。

ようやく部屋に入れてもらえたとき、彼なりの最大の歓迎なのでしょう、

永久に電車の走行音を聞かされ続けました。

「やっぱり~線の走行音は落ち着くよね」「~線は休日によく聞くよ」「女の子はやっぱり~線とかの方が好きなのかな?」「好きなの流すよ、何線がいい?」と気を遣ってくれたり、「今日は特別に、10万円のヘッドフォンで聞いていいよ」と高音質で聞かせてくれたり、「今日は相鉄線埼京線が直通になったから、ムーディーな中で聞きたいと思って、間接照明を買っておいたよ」とムード作りに励んでくれたりしました。うん。ごめん全然わかんない。

特段気分が乗っているときは、電車の走行音をBGMに、電子回路図をたくさん紹介してくれました。うん。ごめん、もっとわかんない。東工大卒エンジニアの熱いトーク、バキバキ文系の私には全くわかんない(文系学位2つ修士1つ持ちのガチバキバキ)。

彼の部屋は5畳しかなかったのですが、ど真ん中にバランスボールが置いてあって、というか5畳の中にバランスボールを置くと嫌でもど真ん中になるのですが、上記の持てなしは全て、そのバランスボール越しに行われたものでした。

だからもう、彼の家に遊びに行っても、実質バランスボールを見ながら電車の走行音を聞き、ときどき回路図がバランスボールの向こう側から投げ込まれてくるだけでした。

東工大卒のみんな、女性が家に遊びに来たときのベストなもてなしは、多分これじゃないぞ(大学関係ねえ