すぐなくなるものランキング～神隠しセブン～【前編】

私はADHDなのですが、めちゃくちゃものを失くします。ということで、

ADHD的、すぐなくなるものランキングTOP7～神隠しセブン～

第７位……薬

薬はすぐになくなるといよりも、数日経ってからなくなります。薬をもらった日に使っていたバッグの中に3日間入れっぱなしにし、4日目に見たらなぜかなくなっている、というパターンが多いですね。

厄介なのは、私はADHDの薬を飲まないと部屋の片づけや探し物ができないのですが、薬がないので薬を探せないのです。

こう聞くと、「数日おきに薬を郵送するサービスを作ったら、世のADHDたちは救われるのでは？」と思う定型発達民もおられるでしょう。

甘い。圧倒的に甘い。

ADHDは郵便受けを見ません。というか、郵便受けを見てもなぜか、「郵便物入ってるな。明日取ろ」と、そのまま閉めます。ときどき逆に、過剰に郵便受けをチェックする多動が止まらないパターンの人もいますが、「明日取ろ」で2週間くらい放置する人が大半です（私調べ）

第６位……ありとあらゆる書類

「ありとあらゆる書類」は1位では？なんで6位なの？とお思いの方も多いでしょう。そうですね、マジで何も考えず暮らしていたら、書類なんてほぼ失くします。しかし、他のものに比べて、書類はなくしたときのリスクが圧倒的に高い。自分だけでなく、他人にも痛手を負わせるケースも多い。ADHDはみな、書類紛失ミスを重ねて、大きな後悔を繰り返しながら生きてきました。それゆえ、少し年齢を重ねると、さすがに経験に基づいた対策を練り、細心の注意を払うようになります。また、周囲も、デジタル形式でも送る、書類提出締め切り前に複数回リマインドを送る、などと策を講じてくれます。そのため、なくすとマジで困るランキングでは首位争いですが、当なくしがちランキングではこの順位にとどまりました。

第５位……箱ティッシュ

「そんなでかいものなくならないだろう」と思ったあなた。おめでとうございます、あなたは定型発達者です。なくなるんです。もう、理由とかない。なくなる。ただ、なくなる。そして不意に出てくる。4箱くらい同じ場所から出てくる。たぶん箱ティッシュは、大勢で群れる習性がある。１箱が動いた方向に、みんなついていく。魚。ほぼ魚。今日から自宅のことを、箱ティッシュアクアリウムって呼ぶ。

第４位……片方の靴下

これは定型発達の方でもそこそこなくしますよね？ね？？？？え？？？？なくしとけよ。さすがになくしとけ。我々だけこんなになくすのは不公平だ。

こちらも書類と同様、あまりになくすので、それなりに年を重ねるとみんな対策を始めます。ただ、書類は「なくさない対策」だったのに対し、こちらは「なくしても困らないための対策」です。具体的手法は、概ね以下のパターンに分けられます。

①同じ種類の靴下しか買わない

圧倒的にこれが多いように感じます。私も無印良品の黒い靴下だけを無限に持っています。ときどきなぜか出先でバッグから靴下が１つだけ出てくるので、「さっきまで足が3本あった」と言い張ることで事なきを得ています。

②左右違う靴下でも気にせず履く

そもそも、ミスって左右違う靴下を履いているADHDもめちゃくちゃ多いです。「それ柄だけじゃなくて長さと厚さも全然違うやんけ」ってかんじの組み合わせで履いている人もけっこういます。

③片方だけ履く

靴下ってめっちゃなくなりますよねって話をADHDの知人としていたときに、「そうそう、片方見つからなかったから、今日は左しか履いてないんだ」と言われ、そういうのもありなのか、と感心しました。片方だけ履くのめっちゃ気持ち悪そうですが。

④常に裸足にビーサンにする。

これもADHDの知人と話していたときに知った手法です。「靴下はなくすから、履くのをあきらめた。常に裸足にビーチサンダルで行動してる。今日も仕事だったけど、ほら」と見せてくれました。真冬はどうしているのか気になります。

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3位～1位は明日！

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